デジタルアート初心者のQ&A

デジタルアート:描いた絵をSNSに投稿するための準備と手順

Tags: デジタルアート, SNS投稿, 作品公開, 初心者向け, ファイル形式

デジタルアート制作を始められた皆さん、作品が完成した時の達成感は格別なものですよね。せっかく描いた絵、他の人にも見てほしいな、とSNSでの公開を考える方も多いのではないでしょうか。

でも、いざ投稿しようと思っても、「どんな形式で保存すればいいの?」「画像サイズはこれでいいのかな?」と、戸惑うことがあるかもしれません。

この記事では、デジタルアート初心者の方が、描いた作品をスムーズにSNSに投稿するために知っておきたい準備と手順について、分かりやすく解説していきます。

なぜSNSに投稿する前に準備が必要なのでしょうか

デジタルアート作品をSNSに投稿する際、いくつか知っておくと、よりきれいに、そして多くの方に見てもらいやすくなります。

例えば、ファイル形式や画像サイズがSNSに適していないと、画質が落ちてしまったり、見る人が画像を開くのに時間がかかってしまったりすることがあります。また、作品を保護するための簡単な知識も役立ちます。

難しいことではありませんので、これから説明することを一緒に確認していきましょう。

SNS投稿前の準備:知っておきたいこと

デジタルアート作品をSNSに投稿するために、まずは以下の2つの点を知っておくと良いでしょう。

ファイル形式について

デジタルアートのファイル形式には様々な種類がありますが、SNSでの投稿によく使われるのは主に「JPEG(ジェイペグ)」と「PNG(ピング)」の2種類です。

SNS投稿では、一般的に「JPEG」を選べば問題ありません。 作品の背景を透明にしたい場合(例:キャラクターだけを抜き出したい場合)などは「PNG」を選びます。

ご使用のソフトで作品を保存する際に、「書き出し」や「エクスポート」といった機能を使うと、これらのファイル形式を選んで保存することができます。普段使っている作業用の保存形式(ソフト独自の形式など)とは別に、SNS投稿用の形式で保存するようにしましょう。

画像サイズや解像度について

「画像サイズ」は画像の縦と横のピクセル数を示し、「解像度」は1インチあたりのピクセル数(dpiなど)を示します。

印刷する場合は高い解像度が必要になりますが、SNSなどパソコンやスマートフォンの画面で見るだけであれば、それほど高い解像度は必要ありません。画面の解像度は一般的に72dpiや96dpi程度です。

また、あまりに画像サイズが大きすぎると、SNSによっては自動的に縮小されて画質が落ちたり、アップロードや表示に時間がかかったりすることがあります。

SNS投稿用の画像サイズに厳密な決まりはありませんが、例えば幅1000ピクセル~2000ピクセル程度あれば、画面で見るには十分きれいな場合が多いです。 ご自身の作品や投稿したいSNSに合わせて、いくつか試してみるのも良いでしょう。

多くのデジタルアートソフトでは、作品を書き出す際に画像サイズを指定したり、調整したりする機能があります。

実際のSNSへの投稿手順

作品をSNS投稿に適したファイル形式・サイズで保存できたら、いよいよSNSに投稿してみましょう。手順は利用するSNSによって多少異なりますが、基本的な流れは同じです。

ここでは一般的な手順をご紹介します。

  1. 投稿したいSNS(例:X、Instagram、Facebookなど)を開きます。 スマートフォンアプリやパソコンのウェブブラウザからアクセスします。
  2. 投稿(または新規投稿、作成など)ボタンを探してタップ/クリックします。
  3. 画像を選択する画面が開くので、保存した作品ファイルを選びます。
  4. 必要であれば、キャプション(文章)、ハッシュタグ(#〇〇)、位置情報などを追加します。 作品への想いや、使ったツール、工夫した点などを書くと、見た人に伝わりやすくなります。関連するハッシュタグをつけると、同じ興味を持つ人に見つけてもらいやすくなります。
  5. 投稿内容に間違いがないか確認し、投稿完了ボタンをタップ/クリックします。

これで、あなたのデジタルアート作品がSNSで公開されます。

スマートフォンから投稿する場合、描画ソフトによってはSNSへの直接共有機能がついていることもあります。その場合は、その機能を使っても良いでしょう。

まとめ

デジタルアート作品をSNSで公開することは、多くの方に作品を見てもらえる素敵な機会です。

難しく考えすぎず、まずは一つ目の投稿に挑戦してみてください。作品を公開することで、他のクリエイターさんと繋がったり、新しい刺激を受けたりと、デジタルアートがもっと楽しくなるはずです。

あなたの作品が、たくさんの人に見てもらえることを願っています。