デジタルアート初心者のQ&A

デジタルアート作品を公開・印刷するには?初心者向け方法解説

Tags: デジタルアート, 作品公開, 印刷, 初心者, 共有, ファイル形式, 解像度

デジタルアートを始めて、念願の作品が完成したとします。時間をかけて描いた大切な絵を、ただパソコンやタブレットの中にしまっておくだけではもったいないですよね。

せっかく描いた作品を、誰かに見てもらったり、手元に残る「形」にしたいと考えるのは自然なことです。

この記事では、デジタルアート超初心者の方に向けて、完成した作品をインターネット上で公開・共有する方法や、紙などに印刷して楽しむ方法について、基本的なステップや知っておきたいことを分かりやすく解説します。

完成したデジタルアート作品を公開・共有する方法

デジタルアートの大きな魅力の一つは、インターネットを通じて世界中の人と作品を共有できることです。主に二つの方法が考えられます。

  1. SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)に投稿する
    • どんなところ? TwitterやInstagram、Facebookなどの、普段から多くの人が利用しているサービスです。
    • 良い点: 普段つながりのある友人や知人に見てもらいやすいです。多くの人の目に触れる機会があり、共感や感想をもらえる可能性があります。手軽にすぐに投稿できます。
    • 気をつける点: 作品だけでなく、日常の投稿と混ざる場合があります。専門の作品発表の場ではないため、アートに特化した層以外の人も目にします。
  2. オンラインギャラリーやポートフォリオサイトに掲載する
    • どんなところ? pixivやArtStation、Behanceなど、主にクリエイターが作品を発表するために作られたサービスです。自分の作品だけをまとめて見せられる「ポートフォリオサイト」を作るサービスもあります。
    • 良い点: アートやイラストに関心のある人が多く集まります。自分の作品だけを並べて見せられるので、作品集のような形で公開できます。他のクリエイターの作品を見ることで刺激も得られます。
    • 気をつける点: サービスによっては、作品を公開するのに少し設定が必要な場合があります。多くの作品が掲載されているため、自分の作品を見つけてもらうには工夫が必要かもしれません。

どちらの方法を選ぶかは、誰に、どのように見てもらいたいかによって変わります。まずは、普段使い慣れているSNSで気軽に公開してみるのも良いでしょう。

公開・共有する際に知っておきたいこと

完成したデジタルアート作品を印刷する方法

デジタルで描いた絵を、紙のポスターにしたり、ポストカードにしたり、Tシャツやマグカップなどのグッズにすることも可能です。作品が「形」になるのは、また違った喜びがあります。印刷する方法はいくつかあります。

  1. 自宅のプリンターで印刷する
    • 良い点: 手軽にすぐに印刷できます。1枚だけ試しに印刷したい場合などに便利です。
    • 気をつける点: 用紙のサイズや種類に限りがあります。印刷品質はプリンターの性能やインク、用紙によって異なります。大きなサイズを印刷するには、対応したプリンターが必要です。
  2. コンビニのマルチコピー機で印刷する
    • 良い点: 自宅にプリンターがなくても利用できます。L版写真やA4/B4サイズの普通紙、光沢紙などに印刷できる場合があります。
    • 気をつける点: 対応しているファイル形式やサイズに制限があることがあります。画質にこだわる場合は、専門業者の方が向いています。
  3. 専門の印刷業者に依頼する
    • 良い点: ポスター、ポストカード、本、グッズなど、様々なものに高品質な印刷が可能です。大きなサイズや特殊な用紙にも対応しています。データを入稿すれば、プロがきれいに仕上げてくれます。
    • 気をつける点: 費用がかかります。印刷方法や用紙、サイズなどを選ぶ必要があります。データを入稿する際に、業者指定の形式や設定(解像度や色のモードなど)に合わせる必要があります。

印刷する際に知っておきたいこと

まとめ

デジタルアートで完成した作品は、インターネットで手軽にたくさんの人に見てもらったり、印刷して手元に残る「形」にしたりと、様々な方法で楽しむことができます。

最初は難しく感じるかもしれませんが、まずは小さな一歩として、完成した絵をSNSに投稿してみる、あるいは自宅のプリンターで試しに1枚印刷してみることから始めてみてはいかがでしょうか。

作品を公開したり、印刷したりする経験は、デジタルアートの楽しさをさらに広げ、次の創作への大きなモチベーションにもなるはずです。ぜひ、描くだけでなく、完成した作品を活用する方法も楽しんでみてください。